韓国軍合同参謀本部は10日、北朝鮮が同日、東部咸興付近から飛翔(ひしょう)体を2度、日本海に向けて発射したと明らかにした。日本政府関係者は10日、発射されたのは短距離弾道ミサイルとの見方を示した。米韓の合同軍事演習に反発する北朝鮮は7月25日以降、短距離弾道ミサイルなどの発射を繰り返しており、今回が5回目。

日本政府は10日、同日の発射に関し「わが国領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認されておらず、現時点で安全保障に直ちに影響を与えるような事態は確認されていない」と発表した。

今月5日に始まった米韓演習は下旬まで続く予定。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長はトランプ米大統領に最近送った手紙で演習への不満を訴えている。

7月25日と8月6日の発射は、5月に発射した新型短距離弾道ミサイル「KN23」と同じか改良型とみられている。ロシアの高性能弾道ミサイル、イスカンデルに酷似し、低高度を飛行、複雑な動きでミサイル防衛を回避する設計とされ、韓国の軍事専門家は開発が最終段階にあるとみている。

北朝鮮は、7月31日と8月2日の発射について新型の大口径多連装ロケット砲だとしている。

韓国軍は、北朝鮮の追加の軍事挑発に警戒を強めている。(共同)