乗客乗員520人が亡くなった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から34年を迎えた12日、遺族らが墜落現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に慰霊登山し、犠牲者を悼んだ。

午前10時半ごろから墜落地点に建てられた「昇魂之碑」の前で黙とうし、「安全の鐘」を鳴らして事故の再発防止を祈願。

午後には日航の赤坂祐二社長も碑に献花。墜落時刻の午後6時56分ごろには麓の「慰霊の園」で追悼慰霊式が営まれ、遺族や日航関係者が参列する。

高齢化により足が遠ざかる遺族もおり、今年4月には登山者が休憩するための切り株状のベンチが約30個設置された。

事故機は出張の会社員やお盆の帰省客らでほぼ満席で、死者数は単独の航空機事故としては現在でも世界最悪だ。しかし、国内航空会社では昨年来、日航を含む各社のパイロットが乗務前の呼気検査でアルコールを検出する不祥事が続発。アルコール検査の義務化など国土交通省による規制強化につながった。(共同)