ドラッグストア大手のココカラファイン(横浜市)は14日、同業のマツモトキヨシホールディングス(千葉県松戸市)と経営統合に向けた協議を始めると発表した。統合が実現すれば、売上高は1兆円規模となり、ツルハホールディングスや、イオングループのウエルシアホールディングスを抜いて業界トップになる。

ドラッグストア業界では、年間の連結売上高が4000億円以上の企業がひしめき、激しい競争を繰り広げている。マツキヨとココカラの統合が実現すれば2位以下を大きく引き離し、これが呼び水となって統合・再編が活発になる可能性がある。

スギホールディングス(愛知県大府市)もココカラに経営統合を打診していたが、ココカラはマツキヨとの統合の方が相乗効果が見込めると判断した。統合時期などの詳細は今後詰める。マツキヨに独占交渉権を与えて協議を進め、基本合意を交わした上で最終契約を締結する意向だ。

スギは14日、ココカラとの経営統合協議を終了すると発表した。

売上高で業界7位のココカラは、5位のマツキヨと資本業務提携に向けた協議を始めると4月に公表した。直後に6位のスギから経営統合の提案を受け、6月に協議入りを発表した。

その後、マツキヨはスギに対抗するため、ココカラとの経営統合を検討していると明らかにし、ココカラが統合相手を選ぶ構図になっていた。スギの動向に注目が集まりそうだ。(共同)