茨城県守谷市の常磐自動車道で起きたあおり運転殴打事件で、傷害容疑で逮捕された会社役員宮崎文夫容疑者(43)が、事件後に東京都内でレンタカーを借りて「(事件時に乗っていた)車の返却を依頼するため静岡に行った」との趣旨の供述をしていることが22日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者などによると、乗っていた海外の高級スポーツタイプ多目的車(SUV)が横浜市のディーラーに返却されたのは、事件翌日の8月11日夕。訪れたのは代理人を名乗る男女3人で、うち1人が事件の際にも同乗し、犯人隠避容疑などで逮捕された交際相手の喜本奈津子容疑者(51)とみられる。

同じSUVによるあおり運転は、7月23日に静岡市清水区の国道1号と愛知県岡崎市の新東名高速道路でも確認されている。静岡県警は22日までに、国道1号で被害に遭った男性の立ち会いで実況見分した。暴行容疑の適用を視野に捜査している。

宮崎容疑者はディーラーからの連絡で、愛知県警があおり運転について調べていることを把握していたことから、別の人物に返却を頼んだとみられる。喜本容疑者は免許は持っているものの、車の運転をほとんどしていなかったという。

SUVの返却後、宮崎容疑者と喜本容疑者は東京に戻り、新幹線で大阪に向かったといい、茨城県警が裏付けを進めている。

捜査関係者によると、宮崎容疑者は今月10日午前6時15分ごろに被害者の男性(24)の車を停止させて顔面を殴打するまで、数キロにわたり急な車線変更や減速を繰り返していた。(共同)