茨城県の常磐自動車道で起きたあおり殴打事件を巡り、容疑者と無関係なのに「同乗していた女」とインターネット上で名指しされた東京都内の会社経営の女性が23日、都内で記者会見し「軽い気持ちでデマを拡散することの怖さをしっかり考えてほしい」と訴えた。同席した小沢一仁弁護士は、情報の発信や拡散に関わった人物の特定を進め、損害賠償請求訴訟や、刑事告訴の準備を進めていると明らかにした。

茨城県警は16日、傷害容疑で宮崎文夫容疑者(43)を指名手配。同乗していた喜本奈津子容疑者(51)が犯人隠避などの疑いで逮捕され、名前が明らかになったのは18日だった。小沢弁護士によると、17日未明、ツイッターに女性を同乗者だと名指しする投稿があった。その後ネット上で情報が拡散し、中傷の書き込みが相次いだ。

女性は18日未明、経営する会社のホームページに「事実無根だ」との声明文を掲載。会見では「朝起きたら犯罪者扱いされていてパニックになった」と話した。女性によると、写真共有アプリ「インスタグラム」が宮崎容疑者のものとみられるアカウントからフォローされていたが、全く心当たりがないという。(共同)