安倍晋三首相(自民党総裁)は11日の内閣改造・党役員人事で、文部科学相に萩生田光一党幹事長代行を起用する方針を固めた。

西村康稔官房副長官は経済再生担当相に充てる方向。高市早苗元総務相が再入閣し、衛藤晟一首相補佐官と河井克行・党総裁外交特別補佐が初入閣する見通しとなった。自民党選対委員長には下村博文党憲法改正推進本部長を充てる。これにより党4役が固まった。関係者が10日、明らかにした。首相は大詰めの人事調整を続けた。

萩生田氏は官房副長官を務めた首相側近。2017年から幹事長代行として、二階俊博幹事長を支えた。後任官房副長官となった西村氏は萩生田氏と同じく首相の出身派閥、細田派に所属する。

高市氏は第2次安倍政権以降、政調会長、総務相、衆院議院運営委員長と要職を担った。女性活躍の視点が期待される。

衛藤氏は元厚生労働副大臣。首相に近く、保守派の論客として知られる。衆院広島3区選出の河井氏は、先の参院選広島選挙区(改選定数2)で首相らの意向を受けて党公認候補2人目の擁立に動き、妻の案里氏が初当選を果たした。

内閣改造では麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官の留任と茂木敏充経済再生担当相の外相、赤羽一嘉公明党政調会長代理の国土交通相への起用が既に固まっている。

他に河野太郎外相の防衛相、五輪メダリスト橋本聖子前党参院議員会長の五輪相、江藤拓首相補佐官の農相、加藤勝信総務会長の経済閣僚就任が有力視される。

官房副長官には西村明宏元国土交通副大臣、岡田直樹党参院幹事長代行を充てる。

党4役は他に二階幹事長と岸田文雄政調会長の続投、鈴木俊一五輪相の総務会長起用が内定。二階派、岸田派、麻生派、細田派で担う。

自民党新4役は11日午前の党臨時総務会で決定。閣僚名簿は午後発表され、皇居での認証式を経て第4次安倍再改造内閣が発足する。(共同)