2020年東京パラリンピックに参加予定の各国・地域の国内パラリンピック委員会(NPC)代表者が集まる選手団長会議が10日、東京都内で始まった。出席者によると、韓国の代表者が選手村で使う可能性がある福島県産食材の安全性について質問し、大会組織委員会は「問題ない」と答えた。

韓国は8月の五輪選手団長会議でも、東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の影響を念頭に同趣旨の質問をしたほか、組織委公式サイトの日本地図から島根県・竹島(韓国名・独島)の削除を求めるなどした。大韓障害者体育会はパラのメダルデザインが旭日旗を想起させるとの指摘が出ているとして、組織委に是正を求める方針とされるが、初日の会合ではこれに関する発言はなかったという。

会議は3日間の日程で全182NPCから100のNPCが参加し、国際パラリンピック委員会(IPC)関係者らも含めて約250人が出席。組織委が準備状況を説明するほか、各NPCと個別ミーティングも持ち、意思疎通を深める。各競技会場も視察する。最終日には組織委の森喜朗会長とIPCのアンドルー・パーソンズ会長からNPCの代表に大会への招待状を手渡す式典も予定している。

組織委の武藤敏郎事務総長は会議冒頭に「パラがもたらすソフトのレガシー(遺産)が重要。共生社会の実現に尽力していきたい」とあいさつした。(共同)