北朝鮮の朝鮮中央通信は11日、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が10日に「超大型多連装ロケット砲」の試射を視察したと伝えた。北朝鮮は10日朝、内陸部の平安南道价川付近から東方向に飛翔(ひしょう)体2発を発射しており、これを指すとみられる。

金正恩氏は「あとは多連装砲の最大の威力である連続発射実験を行うだけだ」と述べ、今後、連続発射を行うことを示唆した。

「超大型多連装ロケット砲」の試射は8月24日に続き2回目。日本の防衛省は国連安全保障理事会決議が北朝鮮に発射を禁じている短距離弾道ミサイルだと分析している。

韓国軍によると、今回の発射では最大330キロ飛行。1発は地上に落ちたとの韓国報道もある。飛翔体発射は7月下旬以降8回目、今年10回目。

11日付の党機関紙、労働新聞は4本の発射管を備えた移動式発射台から飛翔体が炎を出して打ち上がる写真を掲載した。6日の党中央軍事委員会で朝鮮人民軍の新総参謀長に任命された朴正天(パクジョンチョン)・前砲兵局長や、妹の金与正(キムヨジョン)党第1副部長が同行した。(共同)