自民党総裁の安倍晋三首相(64)は11日午前、臨時総務会を党本部で開いた。処遇が注目された二階俊博幹事長(80)を再任するなど党四役を正式決定。「ポスト安倍」を見据える岸田文雄政調会長(62)も続投する。首相は午後、内閣改造に臨む。皇居での閣僚認証式を経て、第4次安倍再改造内閣が発足する。閣僚19人のうち初入閣は13人で、安倍内閣で最多となる。女性は2人。小泉進次郎元復興政務官(38)が環境相、橋本聖子党前参院議員会長(54)が五輪相に起用される。

党四役は、連続在任記録を更新する二階氏、岸田氏のほか、総務会長に鈴木俊一五輪相(66)、選対委員長には下村博文党憲法改正推進本部長(65)を新たに充てる。

森山裕国対委員長(74)は再任される。引き続き二階氏らと連携し、10月召集予定の臨時国会に対応する。稲田朋美筆頭副幹事長(60)を幹事長代行に起用する。

内閣改造では、衆院当選4回の小泉氏を抜てきするサプライズ人事を演出した。閣僚17人が交代。首相が政権の骨格と位置付ける麻生太郎副総理兼財務相(78)と菅義偉官房長官(70)は留任する。12年末の第2次内閣発足から在職が続く。

小泉、橋本両氏以外の初入閣組では、河井克行・党総裁外交特別補佐(56)が法相、首相側近の萩生田光一幹事長代行(56)は文部科学相となる。農相には江藤拓首相補佐官(59)が、経済産業相には菅原一秀元財務副大臣(57)が就く。国土交通相には公明枠の赤羽一嘉党政調会長代理(61)の起用が決まった。

田中和徳元財務副大臣(70)を復興相、武田良太元防衛副大臣(51)を国家公安委員長兼防災担当相、衛藤晟一首相補佐官(71)を沖縄北方・1億総活躍・少子化対策担当相に充てる。竹本直一元財務副大臣(78)は科学技術担当相。西村康稔官房副長官(56)が経済再生担当相に起用され、全世代型社会保障改革も担当する。地方創生担当相には北村誠吾元防衛副大臣(72)が就任する。

高市早苗衆院議院運営委員長(58)は総務相、加藤勝信党総務会長(63)は厚生労働相で再登板。茂木敏充経済再生担当相(63)は外相、河野太郎外相(56)は防衛相として、閣内にとどまる。(共同)