内閣改造を受け、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故で被災した福島県の住民からは11日、田中和徳復興相に「福島に来て現状を理解してほしい」と要望する声が上がった。福島との縁が深くなかったことから、どこまで親身になって働くか見極めたいと様子見の住民もいる。

田中氏は、川崎市議や神奈川県議を経て国政入りした。第1原発が立地し、原発事故による全町避難が続く双葉町の伊沢史朗町長は「被災地とは縁遠かったかもしれない。まずは足を運び現状を理解してほしい」と要望した。

当選8回のベテランながら、第1原発が立地する大熊町からいわき市に避難する無職の男性(77)は「よく知らない政治家」とばっさり。復興相は交代が激しく長続きしないとも指摘し「じっくり腰を据えて復興に取り組んでほしい。町民から直接話を聞く機会があってもいいのでは」と注文した。(共同)