野党各党は11日、今回の第4次安倍再改造内閣のメンバーについて、安倍晋三首相に近い議員の起用が優先された「お友達総ざらい内閣」(共産党の小池晃書記局長)などと非難した。長期政権のおごりが露呈したと反発を強めており、臨時国会の早期召集を改めて主張、対決モードを前面に打ち出した。

立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者会見で「国民不在の『お友達、側近重用』内閣だ」と訴えた。台風15号による千葉県を中心とした大規模停電は、11日で発生から3日目となった。「酷暑の中、クーラーが効かない状況を横目で見ながら、えんび服を着て、内閣改造する姿勢に疑問を持たざるを得ない」と語気を強めた。

国民民主党の玉木雄一郎代表は、会見で「何をする内閣なのか見えてこない。政策的にも閣僚の資質についても、問いただすことが山のようにある」と語った。

小池氏は、先の参院選で改憲勢力が国会発議に必要な3分の2を下回ったと指摘。「改造内閣は、一糸乱れぬ右向きのメンバーだ。改憲を急ぐ必要はないという民意に、真っ正面から改憲を迫る挑戦的な布陣だ」と強調した。

日本維新の会の馬場伸幸幹事長は会見で「(規制改革などを)やるかやらないか分からない内閣」と評した。社民党の吉川元・幹事長は「改憲に向けたタカ派・極右色が一層強まった」との談話を発表した。

NHKから国民を守る党の上杉隆幹事長は「国益より私情を優先させたかのような顔触れは、官邸崩壊を起こした第1次内閣を想起させる」と表明した。れいわ新選組の山本太郎代表は「出がらしお友達内閣にコメントは特にない。そんなことより、千葉の復旧に全力を注いでください」と求めた。(共同)