北海道・利尻島の鴛泊港近くで北海道警の警察官が保護して家に送り届ける途中にフェリーから海に飛び込んで死亡したのは北海道利尻高校3年の女子生徒(17)だったことが12日、同校への取材で分かった。

以前家庭に関する相談を高校に寄せていたという。道警は自殺を図ったとみて捜査する一方、同行した警察官にミスがなかったかも調べる。

11日に高校に登校せず、午前中に家族から警察に行方不明の届け出があった。同日午後4時ごろ、巡回中の警察官が稚内市内で発見、家を出てきたことを認めたため保護した。生徒は同市内に1人でいたとみられ、道警は家族らから家出した理由など事情を聴く方針。

同校によると、生徒は高校入学以前から家庭に関してトラブルがあったという。吹奏楽部の部長を務めており、目立った遅刻や欠席はなかった。

家族の要請で男性警察官2人が同行しフェリーで利尻島の家族の元に送る途中だった。

フェリーが稚内市を出発したのは11日午後4時40分ごろで、午後6時10分ごろまでの間に生徒に変わった様子はなく、鴛泊港までわずかとなり、下船準備をし歩いていたところで突然、デッキから飛び込んだという。

道警子供・女性安全対策課の本間博幸課長は「警察官が同行中に関係者が海に転落し亡くなったことは誠に残念だ」と話している。(共同)