米老舗銃器メーカー、コルトは19日、殺傷能力の高いAR15型ライフル銃について、一般向けの生産を中止すると発表した。米国で多発する銃乱射事件で使用されるケースが多く、風当たりが強まっていたことを受けた措置とみられる。

同社は市場における需要減少が理由と説明し、軍などから委託された製造は続けると主張。さらに銃所持の権利を認める合衆国憲法修正第2条は守ると強調し、保守派や有力ロビー団体の全米ライフル協会(NRA)と同じ立場にあることをアピールした。一般向け拳銃などの製造も続けるとしている。

AR15型ライフル銃は南部フロリダ州パークランドの高校で18年2月に発生した事件など大量の犠牲者が出た銃乱射で使われた。西部ラスベガスで2017年10月に起きた「米史上最悪」とされる事件でも押収された。

だが米メディアによると、コルト以外にも、スミス・アンド・ウェッソンなど複数のメーカーが生産を手掛けており、専門家は「状況に影響はないのではないか」と指摘した。

米国では銃乱射の多発を受け、銃メーカーや銃販売店に対する批判が強まっており、小売り大手ウォルマートは今月、拳銃の弾丸などの販売中止を決めた。(共同)