愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で、別の企画に出展しているアーティスト藤井光さんが展示中止を表明したことが23日、芸術祭実行委員会への取材で分かった。

また実行委は同日、南アフリカ出身の女性アーティスト、キャンディス・ブレイツさんから3日に展示の一時中止の申し出があり、24日から平日に展示室を閉鎖し、不自由展再開を求める声明を掲示すると明らかにした。土日祝日は展示する。

実行委によると、藤井さんは22日、自らの作品などを参加者と一緒に鑑賞するイベントの中で、不自由展中止に対する抗議として、同日限りでの展示中止を表明。ただ23日も展示は続いており、実行委が中止の時期などについて藤井さん側と協議している。

藤井さんは日本統治下の台湾で製作されたプロパガンダ映画などの五つの映像を用い、空間そのものを作品とするインスタレーション(空間的芸術)を出展。ブレイツさんも難民を題材にした映像を使った空間的芸術を展示している。

不自由展中止を巡っては、既に海外や日本の作家11組と1機関が展示の中止や変更をしている。(共同)