埼玉県川口市立中でいじめを受け不登校になった元男子生徒(16)と母親が、インターネット掲示板で実名を挙げて中傷されたとして侮辱容疑で、同級生の父親に対する告訴状を県警武南署に提出し、受理されたことが23日、分かった。関係者が明らかにした。

関係者によると、受理は22日付。告訴状では同級生の父親が昨年3月、この市立中の話題について書き込むネット掲示板で、侮辱するような投稿をしたとしている。

元生徒は在学中、サッカー部で首を絞められるなどのいじめを受け、2016年に不登校になった。掲示板には17年秋ごろから中傷などの書き込みが相次ぎ、元生徒側は18年6月、4件の書き込みに関してプロバイダーに発信者情報の開示を求めて提訴。東京地裁は同12月、情報開示を命じ、同級生の父親ら計3人が投稿したと判明した。

元生徒側は、父親らに損害賠償を求める訴訟をさいたま地裁に起こし、現在係争中。父親は今年7月に開かれた第1回口頭弁論の答弁書で、元生徒の実名などを書き込んだと認めたが「それ以前から実名がネット上で公開されていた」と主張。プライバシー侵害には当たらないとし請求棄却を求めた。(共同)