1964年の東京オリンピック(五輪)で使われた聖火台が、約60年ぶりに製造された埼玉県川口市に戻り、市は6日、記念式典を開いた。JR川口駅前に来年3月下旬まで展示される予定。アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏と子どもたちによる聖火台磨きの後、点火された。小学3年生田実央さん(8)は「複雑な模様の部分を磨いたが、作るのが難しそうで、作った人はすごいと思った」と話した。

聖火台は1958年に東京で開催されたアジア競技大会のために市内の鋳物師の親子が製造したもので、高さは約2・1メートル。14年まで国立競技場にあったが、競技場が解体された後は、宮城、岩手、福島の各県で展示されていた。