神戸市立東須磨小の教諭4人が同僚の教員をいじめていた問題に関連し、加害者の30代男性教諭が2016年、授業中に児童を突き飛ばして腕を骨折させていたことが10日、関係者への取材で分かった。この教諭は後輩の20代男性教諭に激辛カレーを食べさせるなどの行為に関与したことが指摘されている。

関係者によると、教諭は16年春ごろ、体育の授業で自分の指示に従わなかった6年男児に「おまえは入ってくるな」などと言って体を突き飛ばした。男児は転倒して右腕を骨折。学校側は保護者に謝罪し、警察には届けなかった。

市教育委員会は「突き飛ばしたのではなく、男児をバレーボールのコートの外に出そうとした際に男児の足がもつれて転んだ」と説明している。

教諭は校内でリーダー的立場だった。昨年以降、後輩に暴言や暴行を繰り返したとして、市教委が事実上の謹慎としている。

一方、東須磨小の前校長が在籍していた今年2月に「いじりの度が過ぎる」などと他の教員から報告を受けたにもかかわらず、後任の仁王美貴校長に引き継がなかったことも判明した。

被害者の男性教諭は欠勤するようになった今年9月以降、仁王校長宛ての手紙や電話の中で「大好きな子どもたちの前に立てないのに、加害者の4人が立っていることを考えると苦しい」と気持ちを吐露したという。(共同)