10日午後2時40分ごろ、神戸市中央区の指定暴力団神戸山口組系組事務所付近で、警察官の職務質問を受けていた男が拳銃を取り出し、近くの暴力団関係者に向けて発砲した。兵庫県警によると、30代と40代の男性2人が撃たれ、搬送先の病院で死亡した。

県警は殺人未遂容疑で指定暴力団山口組の中核団体「弘道会」系組員、丸山俊夫容疑者(68=鹿児島市田上台)を現行犯逮捕。拳銃のようなもの2丁を押収し、殺人容疑に切り替えて調べる。丸山容疑者は銃撃の際に軽傷。少なくとも2回発砲したとみられ「自分がやった」と容疑を認めている。

県警は対立抗争の可能性が高いとみて捜査している。

現場は神戸山口組の中核団体「山健組」の本部事務所近くで、JR元町駅の西約500メートルの住宅やビルが立ち並ぶ一角。事務所には会合で組員が集まっており、複数の警察官が警戒していた。

山口組と神戸山口組を巡っては今年4月、山健組幹部が神戸市の商店街で刺される事件があり、兵庫県警が弘道会傘下組織の組員2人を逮捕。一方、8月には神戸市の弘道会事務所前で、組員が何者かに銃撃されて重傷を負った。(共同)