天皇陛下の即位礼正殿の儀に出席した外国元首らを招いた安倍晋三首相夫妻主催の夕食会が23日、東京都内のホテルで開かれ、日本の伝統芸能と和洋織り交ぜた豪華な食事でもてなした。

首相はあいさつで、正殿の儀への参列に謝意を伝えた上で「この令和の時代、国際社会と手を携えて世界の平和と繁栄、相互理解の促進に一層貢献していく決意だ」と強調した。

2020年東京五輪・パラリンピックと25年大阪・関西万博に触れ「今回の訪日でわが国への関心と理解を深め、さまざまな機会に再び来日されることを心よりお待ちしている」と呼び掛けた。

文化行事には、狂言師の野村萬斎さんや歌舞伎俳優の市川海老蔵さん、文楽人形遣いの吉田玉男さんらが出演し、五穀豊穣(ほうじょう)を祈り舞う「三番叟(さんばそう)」を演じた。観世清和さんと三郎太さんの親子共演による能も披露された。

続いて食事が提供され、魚料理はフカヒレや伊勢エビ、エゾアワビを吉野葛のとろみで仕上げた。肉料理は子羊とマツタケのパイ包み焼きにシソのソースを添えた。

夕食会には中国の王岐山国家副主席や韓国の李洛淵首相、英国のチャールズ皇太子、ブータンのワンチュク国王ら多数の外国代表のほか、大島理森、山東昭子衆参両院議長、大谷直人最高裁長官らも出席した。