兵庫県小野市観光協会がイベントや祭りで配布するため、トンボ鉛筆(東京)製の「MONO消しゴム」を模倣した「ONO消しゴム」と名付けた製品を同社の許可を得ず1000個作っていたことが5日、分かった。イベント前に無許可と判明したため配布しなかった。

協会によると、地元PRのため知名度の高い「MONO」ブランドを利用し、1文字削除して「ONO」とケースに表記した模倣品の配布を企画。請け負った大阪府の業者は「トンボ側と相談し、配色や文字のフォントを変えれば問題ないと確認した」と説明したという。10月に1000個が納品された。

だが、商標権などについて外部から問題点の指摘があり、業者に確認を求めると説明が虚偽だったことが判明。消しゴムは業者に返品し、代金約13万円を回収した。

協会の事務局となっている市観光交流推進課の田中一樹課長は「だまされたという思いが強い。今後は注意したい」と話した。

トンボ鉛筆の広報担当者は「原則として見た目が酷似した模倣品の製造を許可することはない」と話した。(共同)