京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件で、京都府警が青葉真司容疑者(41=殺人などの容疑で逮捕状)を事情聴取していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。容疑を大筋で認め「どうせ死刑になる」などと話したという。

捜査関係者によると、聴取は8日に実施し、今回が初めて。青葉容疑者は重いやけどで入院しリハビリ中で、府警は勾留に耐えられる程度まで回復するのを待ち、逮捕する方針。

青葉容疑者は皮膚移植手術を重ね、8月上旬にはほぼ命に別条がない状態になっていた。その後、会話や食事、体を動かすリハビリに徐々に取り組んできた。

入院中の聴取は裁判で供述の任意性が争われる可能性があり、府警は聴取するか否かを含め慎重に検討していた。

青葉容疑者は7月18日午前10時半ごろ、第1スタジオに玄関から侵入し、ガソリンをまいて火を付けた疑いが持たれている。事件では、スタジオにいた社員70人のうち36人が死亡し、33人が重軽傷を負った。

青葉容疑者も全身にやけどを負い、京都市内の病院に搬送されたが、高度な治療が必要として7月20日にヘリコプターで大阪府内の病院に移送された。(共同)