連合は15日、職場での服装や身だしなみのルールに関し、働いている男女千人が回答したアンケートを発表、ルールがあると答えたのは約半数の571人に上った。女性が履くパンプスのヒールの高さに関する定めがあるとしたのは571人の19・4%に当たる111人。女性は化粧すること、男性の長髪はだめといった社内規定もある。連合は「性差別の可能性がある」と指摘している。

パンプスのヒールの高さに関して決まりがあると答えた111人のうち「1~3センチ未満」が20人、「3~5センチ未満」が17人など、詳細な規定のある人も目立った。また、女性は化粧をしなければならないとの決まりがある人も86人いた。

男性に関しては「ピアス不可」と定められているとの回答は188人。ネクタイ着用の義務がある、ひげに関する決まりがあると答えた人も多かった。

その他にも「男性は長髪不可」(運輸業・郵便業の40代男性)、「男性は長ズボン、女性はスカート」(公務職場の30代男性)、「男性は白のワイシャツ、女性は青と白のストライプのシャツ」(サービス業の20代女性)など、男女別に細かい定めがある実態が浮き彫りになった。

ルールに違反した場合に「処分がある」としたのは111人。始末書提出のほか、解雇や契約を打ち切られるケースもあった。服装や身だしなみのルールについての考え方を聞くと「最低限で良い」が549人で最多。「本人に任せるべきだ」が181人と続いた。

ルールが男女で異なることについてどのように思うかを複数回答可で問うと、「仕方ない」とした人は362人で、「おかしいと思う」の120人を上回った。

連合の総合政策推進局井上久美枝総合局長は「ヒール靴の強要など、苦痛を感じている労働者もいて、こうした男女差のあるルールが性差別に当たりうるとの認識を深めてほしい」としている。 調査は10月、インターネットで実施。全国の20~50代の男女計千人から有効回答を得た。(共同)