JR新潟駅近くの繁華街のビルで飲食店店員石沢結月さん(20)が刺殺された事件で、新潟県警は18日、殺人容疑で全国に指名手配していた住所不詳、無職斎藤涼介容疑者(25)を新潟市内で逮捕した。県警によると「間違いありません。弁解することもありません」と容疑を認めている。

捜査関係者によると、18日午後1時半ごろ、新潟市南区のコンビニから「手配写真に似ている男が店の外にいる。(手配写真に)写っていた灰色っぽいコートを着て、ベージュのような色のバッグを持っている」と通報があった。急行した警察官に「斎藤です」と本人だと認めたことから、逮捕に至った。目撃情報などから、斎藤容疑者が浮上。県警は逮捕状を取り、全国に指名手配して、公開捜査を開始していた。事件発生から3日で逮捕に至った。

逮捕容疑は15日午後8時55分ごろ、新潟市中央区のビル内で、石沢さんを刃物で刺して殺害した疑い。石沢さんはビル2階の飲食店に勤務しており、出勤時に待ち伏せたとみられる。現場のビルから徒歩で立ち去った。石沢さんとは知人だった。

県警は18日までに、斎藤容疑者が住んでいたとみられる神奈川県藤沢市内の住宅を捜索した。

捜査関係者によると、斎藤容疑者が書いたとみられる自身の自殺をほのめかすようなメモが殺害現場で見つかっていたことも判明。また、埼玉県上尾市に住む斎藤容疑者の母親が、事件前日の14日に「息子が元交際相手の女性を傷つけて自殺するとほのめかしている」と上尾署に電話で相談していたことがこれまでに分かっている。事件があった15日午前中は上尾市の実家にいたといい、今後は事件の動機や事件前後の足取りなどを詳しく調べる。