広島県海田町のJR海田市駅の駅長が、尼崎JR脱線事故の現場に設けられた追悼施設に向かう途中に撮影した写真に「仁義なき戦い」と書き込んで、駅の事務室内に掲示していたことが19日、JR西日本への取材で分かった。

JR西によると、駅長は10月下旬に脱線事故の犠牲者を追悼するため、他の社員らと事故現場にある追悼施設「祈りの杜(もり)」を訪問。その時の社員の様子を撮影した写真に「仁義なき戦い 祈りの杜へ」と文字を付け、10月25日から30日まで駅の事務室の掲示板に張り出した。

同社のお客様センターに11月18日に指摘があり発覚。駅長は「他の社員にも事故現場を訪問してもらいたいとの思いで掲示した。深く考えていなかった。文字は広島が舞台の映画から取った」と話している。

JR西は「被害者の皆さまにご不信の念を与えかねず誠に遺憾。当該社員には、こうした誤解を招きかねない行動について厳しく指導する」とコメントした。(共同)