大学入学共通テストを巡る問題に取り組む高校生らのグループが19日、国語と数学で予定されている記述式問題について「数え切れないほどの欠陥がある」とし、少なくとも2020年度の導入は中止するよう求める緊急声明を発表した。グループの高校2年生6人が東京・霞が関の文部科学省を訪れ、声明文を幹部に手渡した。

声明では、50万人以上が受験する記述式問題を一律の基準で採点することは難しく、質が担保されないと主張。自己採点が困難で志望校選びが妨げられる一方、採点しやすい出題にすれば思考力や表現力を測る出題から遠ざかると指摘した。

グループは10月25日に設立され、インターネットを通じ、英語民間検定試験の導入を含む共通テストの問題点を訴える署名活動をしている。今月6日には、4万2千筆分を文科省に提出した。

代表で、関東の高校に通う男子生徒(17)は「公平、正確に採点は可能なのか。僕たちは人生をかける思いで答案を仕上げている。文科省は『改善していく』と言うが、もう手遅れだ。即刻中止を発表してほしい」と話した。(共同)