ロンドン中心部のロンドン橋で起きた刃物を使った襲撃事件で、英当局は29日、射殺された容疑者とは別に通行人ら2人が死亡、3人が負傷したと発表した。容疑者の男が爆発物のようなものを身に着けていたが、調べたところ偽物だったという。現場は日本人も多数訪れる観光地で、通行人らに混乱をもたらす狙いがあったとみられる。

警察当局によると、29午後2時(日本時間午後11時)ごろの通報から5分で警察官が現場に到着、その後、容疑者を射殺した。当局はテロ事件として捜査するとともに、身元や動機の解明を急いでいる。負傷した3人の容体は明らかにしていない。

事件は、約2週間後に投開票の総選挙に向けた選挙活動期間中に発生。与野党は29日の選挙活動自粛を相次いで発表した。

ジョンソン首相は事件後、テロに屈しない姿勢を強調。BBCによると閣僚らを招集した緊急会合を開催する。

ロンドン警視庁のテロ対策部門トップのバス警視監は、市民らの安全確保が最優先事項だと指摘、ロンドン市内の「巡視を強化する」と話した。(共同)