文具大手のぺんてる(東京)に敵対的買収を仕掛けている同業のコクヨ(大阪市)が、ぺんてる元社長がコクヨ支持に回ったとする手紙を株主らに送付していることが2日、分かった。

一方、ぺんてる側は「手紙の内容に誤解がある」とする元社長の直筆手紙を配布して反論。買い付け期限が月内に迫る中、対立は激しさを増している。

元社長は創業家以外で初めてトップを務めた人物。コクヨの敵対的買収に賛同するか、ぺんてると親しい文具大手プラス(東京)によるぺんてる株の買い付けを支持するかが注目されている。

コクヨはぺんてる元社長の署名入りで「(プラスが買い進めると)ぺんてるが将来に向けて発展していくことは難しく、反対に迷走してしまう可能性が高い」と記載した11月29日付の文書を送付した。

これに対し、ぺんてるの広報担当者は取材に「12月1日付で元社長からプラスの買い進めを支持するとの直筆の手紙を得ており、株主に送付した」と主張した。ぺんてるは自社サイトでも「作成や取得経緯について、真偽を確認しております」とのメッセージを載せた。

コクヨは今月9日を買い付け期限とし、プラスは同10日を期限に設定している。(共同)