自民党の河井克行前法相(56)の妻で、同党の河井案里参院議員(46)の選挙事務所が7月の参院選で車上運動員に法定の上限を超える報酬を支払ったと報じられた問題で、広島地検が複数の車上運動員らから任意で事情聴取していたことが28日、関係者への取材で分かった。

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過去の同様案件の例からすると、車上運動員に報酬を支払った担当者が起訴され、有罪になる可能性が高い。車上運動員は罰金、また、案里氏に連座制適用の可能性も出てきます。案里氏が否認したとしても、議席を失う可能性は少なくないと言えます。その前提として、報酬を支払った担当者の供述や立場がポイントになります。連座制は、支払担当者が選挙事務所の重要ポストに就いていないと適用しにくいものですが、普通、選挙事務所で車上運動員に報酬を支払うのは出納責任者など重要ポストの人です。年明けにも担当者を聴取し、3月までに何らかの結論が出ると思われます。(元東京地検特捜部副部長)