政治家による昨年の性差別発言のワーストが投票で選ばれ、2年連続で麻生太郎副総理兼財務相が1位となった。大学教員らでつくる「公的発言におけるジェンダー差別を許さない会」が11日発表した。

8発言を候補に選び、年末年始にインターネット投票を実施。2位は安倍晋三首相で、政権のツートップに批判が集まった。

9日夜までの11日間、同会のサイトなどで呼び掛け、3820人が1人最大2票を投じた。

麻生氏の発言は、2月に福岡県で開いた国政報告会での「年寄りが悪いみたいなことを言う変なのがいっぱいいるが間違ってる。子どもを産まなかった方が問題だ」で、2588票を集めた。

安倍首相の発言は7月、新潟県での街頭演説で「お父さんも恋人を誘って、お母さんは昔の恋人を探して」と参院選の投票を呼び掛けたもので、1765票。

3位は、性的少数者(LGBTなど)を指した平沢勝栄衆院議員の「この人たちばかりになったら国はつぶれちゃう」で866票だった。

同会呼び掛け人の一人、中央学院大の皆川満寿美准教授(ジェンダー論)は「政治家は人権、差別に鈍感であってはならない。受けを狙って有権者や支持者向けに行われるこうした発言を、私たち自身ももう許さないようにしたい」と話した。(共同)