イラン政府が11日、ウクライナ機撃墜を認めたことを受け、首都テヘランで抗議デモが発生し、ファルス通信によると約千人が参加した。墜落は事故との虚偽説明を一転させた当局に対し国内で怒りの声が広がった。

英政府は、同国の駐イラン大使が11日に短時間拘束されたと発表した。イランでの報道によると「デモをあおった」ことが理由。ラーブ英外相は「根拠も説明もなしに拘束されたことは目に余る国際法違反だ」と非難する声明を発表した。

デモ参加者らによると、テヘランの大学前に集まった市民らは「うそつきには死を」「責任者の辞任では済まされない。裁きを」などと叫んだ。ソーシャルメディアでは、警官隊が催涙ガスで参加者を追い払う様子とされる動画が出回った。

イランでは昨年11月、大規模な反政府デモが全土に広がり、治安部隊との衝突などで多数が死傷。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは300人超が死亡したとの見方を示した。

一方、イラン大統領府によると、ロウハニ大統領は11日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、撃墜の関係者の責任を問う司法手続きが始まると伝えた。(共同)