日本でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で、東京地検特捜部は14日、事業参入を目指していた中国企業「500ドットコム」側から現金200万円のほか、広東省深セン市にある「500」社本社を訪れた際の旅費約150万円相当の供与を受けたとして、収賄容疑で衆院議員秋元司容疑者(48)を再逮捕した。

また、贈賄容疑で「500」社の元副社長鄭希容疑者(37)、元顧問の紺野昌彦(48)と仲里勝憲(47)の両容疑者も再逮捕した。

特捜部は、「500」社側から現金300万円を受け取るなどしたとして、収賄罪で秋元容疑者を起訴するとともに、「身分なき共犯」として、元政策秘書の豊嶋晃弘氏(41)を在宅起訴した。

鄭希容疑者ら3人も贈賄罪で起訴。さらに、札幌市の観光会社「加森観光」の代表取締役加森公人氏(76)も贈賄罪で在宅起訴した。

秋元容疑者は、IR事業で便宜を図ってもらいたいという趣旨と知りながら、衆院解散のあった2017年9月28日、東京・永田町の議員会館の事務所内で、現金300万円を受け取ったほか、翌18年2月の北海道留寿都村への家族旅行の費用約70万円分を負担させた疑いで昨年12月に逮捕されていた。

弁護人によると、秋元容疑者は容疑を全面否認しており、現金受領は「記憶にない」と供述。旅費の支払いは秘書に任せていたという趣旨の説明をしている。(共同)