島根県出雲市の運送会社「上田コールド」の本社に20代とみられる男が包丁のようなものを持って立てこもった事件で、県警は15日も男の説得を続け、人質に取った40代女性事務員を解放するよう呼び掛けた。

捜査関係者によると、男は説得を続ける捜査員に「会社関係者に個人的な恨みがあった」と話している。県警は、社長や人質となった女性以外の同社関係者に恨みを抱いていた可能性があるとみている。

発生から半日以上が経過した15日朝になっても目立った動きはなかった。現場付近では、小学生らが集団登校する様子がみられた。

県警によると、男は14日午後2時20分ごろ、同社を訪れ「立てこもりをしたい」と言って事務所の玄関から入ってきた。「社長を出せ」と要求。2階の会議室で女性を人質に取った。女性は拘束されていないが、常時監視された状態。

男は同社の関係者ではないとみられ、業務上の関連も確認されていない。人質となった女性とも面識はないとみられる。(共同)