第162回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、古川真人さん(31)の「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」(「すばる」10月号)に決まった。哲学者千葉雅也さん(41)の初の小説は受賞しなかった。直木賞は選考が続いた。

古川さんは福岡市生まれ、横浜市在住。デビュー以来、九州の小さな島にルーツを持つ一族の物語を書き継ぎ、受賞作では島での過去と現在の出来事を断章を連ねるように描いた。

直木賞には、直木賞は川越宗一さんの「熱源」に決まった。人気ミステリー作家湊かなえさん(46)らの5作品がノミネートされていた。

賞金は各100万円。贈呈式は2月下旬、東京都内で開かれる。(共同)