第162回直木賞は川越宗一さんの「熱源」に決まった。

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川越 宗一さん(かわごえ・そういち)1978年鹿児島県生まれ、大阪市出身。龍谷大中退。2018年「天地に燦(さん)たり」で松本清張賞を受賞しデビュー。直木賞候補は初めて。

受賞作は、19世紀後半の樺太(サハリン)で生まれたアイヌのヤヨマネクフと、ロシア皇帝暗殺を謀った罪でサハリンに流刑となったポーランド人・ブロニスワフの人生の交差を描いた歴史小説。日本とロシアの帝国主義に故郷を脅かされながらも、愛する人々と共に「自分は何者か」を問い続けながら生き抜く姿を熱量高く描いた。

(共同)