出会い系サイトなどで愛知県や岐阜県、大阪市のホテルに誘い出した男性9人からクレジットカードを盗み不正使用したとして、窃盗と詐欺の罪に問われた住所不定、無職津本喜代子被告(45)に名古屋地裁は15日、懲役3年、別の女2人に懲役2年6月(求刑はいずれも懲役5年)の判決を言い渡した。

懲役2年6月の判決は岐阜県関市、元風俗店員中林乃由里被告(45)と住所不定、無職宮下愛理被告(29)。

捜査関係者によると、3人は客として訪れた飲食店やホストクラブで知り合った。散財した結果、金銭的に困窮し、借金返済などに充てるために2018年春ごろから、協力してカード窃盗を始めた。

公判でのやりとりによると、出会い系サイトなどを通じ連絡があると、事前に話し合って決めたホテルに男性を誘い出し、3人のうち1人が男性と一緒に入浴。残りがカードを盗み、男性が気付く前に高額なバッグや財布、酒、スマートフォンなどを購入。金に換えるなどしていた。

岩田澄江裁判官は判決理由で「事前に役割分担した計画的で巧妙な犯行。被害も多額で刑事責任は重い」と指摘した。

判決によると、3人は共謀して18年5~8月、ホテルなどで、男性9人のカードと現金3万円を盗み、カードを使い計約274万円分の商品を不正に購入した。(共同)