昨年10月の台風19号の影響による豪雨で、役場が浸水した茨城県大子町は25日、再検討していた新庁舎の建設計画について住民説明会を開き、予定地を現庁舎のある町中心部から約1・5キロ離れた高台にある、東京理科大の大子研修センターグラウンド跡に変更すると明らかにした。

質疑応答で、当初計画の甘さを指摘された高梨哲彦町長は「反省すべき点、やむをえない点がある」と語った。新庁舎と町中心部の間でバスを運行してほしいとの要望もあり、町側は「町民の意見を取り入れたい」と検討する考えを示した。

老朽化した現庁舎は、台風19号で氾濫した久慈川や押川の近くにあり、浸水して書類などが水没。今年2月に着工予定だった当初の建設予定地も、現庁舎から約200メートルしか離れておらず、ハザードマップの浸水想定区域内だった。(共同)