厚生労働省は28日、国内で新たに2例の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。1人は奈良県在住の60代男性で、中国湖北省武漢市からのツアー客を乗せたバス運転手で武漢市への渡航歴がなかった。

国内で感染者からうつった可能性があり、確認されれば、国内で人から人に感染した初の事例となる。

男性は1月に2回、武漢市からのツアー客を乗せ、25日に肺炎と診断された。現在、奈良県の医療機関に入院している。

もう1人は武漢市在住の40代男性で20日から日本を訪れていた。肺炎を発症している。国内で感染が確認された患者は計6人となった。

厚労省は2人に長時間接触した医師や家族らの健康状態を確認する方針。(共同)

◆武漢市 中国の中部、湖北省の省都。面積約8600平方キロで、兵庫県とほぼ同じ。人口約1100万人。数千年の歴史を持ち、古来交通の要衝として栄え、近年は中部地方最大の工業都市として知られる。