カラ出張を繰り返した疑いが持たれている福井県の石川与三吉県議(89=自民)が12日、県議を辞職した。同日、県議会で田中宏典議長に辞職願を提出し、許可された。

石川氏は2013~16年度に計44回、地元敦賀市の建設会社「塩浜工業」が請け負う全国の工事現場を訪れたとする虚偽の視察報告書を県議会に提出し、政務活動費計約280万円を不正に受け取った疑いが持たれている。

石川氏は7日、取材に「行っていない」とカラ出張を認めたが、翌8日の県議会事務局の聞き取りでは「全て行った」と一転して疑惑を否定。多くの県議から「疑惑は十分に晴れていない。説明責任を果たすべきだ」との声が上がっていた。

石川氏は敦賀市議を経て1995年に県議に初当選し、7期目。(共同)