韓国サムスン電子は11日、折り畳み式スマートフォンの新機種「ギャラクシーZフリップ」を発表した。「ガラケー」と呼ばれる携帯電話をほうふつさせる縦折りのデザインが特徴だ。閉じた時はほぼ正方形で大人の手に収まるほどだが、上下に開くと6・7インチの大画面が現れる。

動画が見やすく、ポケットに入れてもかさばらないスマホを求める声に対応した。14日から世界で順次発売する。価格は1380ドル(約15万円)。日本ではKDDI(au)が18日から予約を受け付け、今月下旬に発売する。価格は明らかにしていない。

米モトローラ・モビリティも今月、似たデザインの「レーザー」を米国で発売した。

サムスンは昨年2月に折り畳み式スマホの第1弾として、手帳のように左右に開く「ギャラクシーフォールド」を発表したが、画面に不具合があり発売を延期した。サムスンは9日、米テレビで放送されたアカデミー賞授賞式の合間にZフリップのCMを流していた。

米調査会社IDCによると、昨年のスマホの世界出荷台数(速報値)は前年比2%減の13億7100万台だった。ここ数年は前年割れが続き、各社は需要喚起に躍起だ。

日本で春から始まる、高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムへの対応も鍵を握るとみられる。ただ新型コロナウイルスの流行が世界経済に影を落とし、先行きは不透明だ。(共同)