「怖い」「どうやって防げば」。13日、東京都内のタクシー運転手の男性が新型コロナウイルスに感染したことが新たに分かった。東京五輪まで半年を切る中、対策を進めてきた業界には戸惑いが広がった。

都内を中心に数千台のタクシーを運用する国際自動車は、乗務員にマスクを配布し、営業中の着用を呼び掛けている。同社の担当者は「うがい、手洗いのほか、車内に殺菌効果のあるスプレーを噴霧するなどしてきた。さらにどんなことができるか、今後社内で検討する必要がある」と話す。

不特定多数の客を乗せる現場の乗務員からは不安の声も出ているといい、担当者は「公共交通の担い手として責任を果たすため、感染防止を徹底していくしかない」とした。

東京都港区のタクシー乗り場で客待ちをしていた60代の運転手の男性は「怖い。マスクをして、家に帰ったらすぐに手を洗うよう、妻からも言われている。東京五輪までに落ち着くといいけど」と心配していた。