新型コロナウイルスに感染した神奈川県の80代女性が国内で初めて死亡したことを受け、厚生労働省は14日、感染経路の調査を進めた。女性は渡航歴がなく、厚労省は国内感染の可能性があるとみている。義理の息子である東京都のタクシー運転手の男性も感染が判明しており、女性の濃厚接触者などの確認も急ぐ。

国内では、和歌山県の医師の男性などを含め最近の渡航歴がない人の感染が相次いで確認された。厚労省は国内で流行が広まったとの判断は示していないが、日本感染症学会などは「既に街の中で散発的な流行が起きていてもおかしくない」との見解をまとめている。

厚労省によると女性は1月22日に倦怠(けんたい)感を認め、2月1日に肺炎と診断され医療機関に入院、13日に死亡した。運転手の男性は、女性に倦怠感が出た1週間後の1月29日に発熱。2月6日に入院し、13日に感染が分かった。

男性は発症後に乗務しておらず、同居する家族にこれまで発熱などの症状はないという。(共同)