販売しているレトルトカレー「地獄のカレー」を巡り、商標権を侵害されたとして、札幌市の食品販売会社「北都」が、「血の池地獄カレー」を販売する大分市の食品販売会社などに販売差し止めを求める訴訟を札幌地裁(広瀬孝裁判長)に起こしたことが13日、分かった。

提訴されたのは大分市の「ヘルカンパニー」のほか、製造する「アール・シー・フードパック」(愛媛県西予市)、「カンショク」(宮崎県日向市)の計3社。13日、札幌地裁で開かれた第1回口頭弁論で、ヘル社は大分地裁での審理を要求し、他の被告は請求棄却を求めた。

訴状によると、被告の商品は「地獄の責め苦に匹敵するほど辛いカレー」とのイメージを与える点で原告の販売するカレーと類似しており、登録商標権を侵害されたと主張。製造や販売の差し止めと計約370万円の損害賠償を求めている。

ヘル社の田鶴原洋社長は「別府市の観光名所、血の池地獄から着想を得たもので意味合いもデザインも全く異なる。提訴には驚いている」と話した。

北都は「取材対応は控えたい」としている。(共同)