学校法人「森友学園」の国有地売却問題を担当していた財務省近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54)が自殺したのは、佐川宣寿(のぶひさ)元国税庁長官(62)の指示で決裁文書改ざんを強制されたためなどとして、赤木さんの妻が18日、国と佐川氏に計約1億1000万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。妻側は同日「改ざんは佐川氏の指示だった」と記した赤木さんの手記を公表した。

<赤木さんの手記>

2018年2月(作成中)

【はじめに】 

私は17年2月から7月までの半年間、経験したことがないほど異例な事案を担当し、強度なストレスが蓄積して心身に支障が生じ、17年7月から病気休暇(休職)に至りました。経験したことがない異例な事案とは、今も世間をにぎわせている「森友学園への国有地売却問題」です。

【前代未聞の虚偽】 

18年1月からの通常国会では、太田局長が前任の佐川局長の答弁を踏襲することに終始し、国民の誰もが納得できないような詭弁(きべん)を通り越した虚偽答弁が続けられています。近畿財務局の誰もが違和感を持ち続けていますが、誰一人として本省に対して事実に反するなどと反論しません。

【決裁文書の修正】 

決裁文書の調書の差し替えは事実です。全て佐川局長の指示です。学園に厚遇したと受け取られる疑いの箇所は全て修正するよう指示があったと聞きました。

本省からの出向組の次長は「元の調書が書き過ぎているんだよ」と調書の修正を悪いこととも思わず、あっけらかんと差し替えたのです。これが財務官僚機構の実態なのです。パワハラで有名な佐川局長の指示には誰も背けないのです。この事実を知り、抵抗したとはいえ、関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきました。最も大切な家内を泣かせ、人生を破壊させたのは本省理財局です。私の大好きな義母さん、謝っても気が狂うほどの怖さとつらさ、こんな人生って何? 兄、おいっ子、そして実父、みんなに迷惑をお掛けしました。

さようなら