イタリア政府は25日、新型コロナウイルスに感染した死者が前日から683人増え7503人になったと発表した。死者が7000人を超えたのはイタリアが初めて。感染者は前日から5210人増の7万4386人に達し、世界最多の中国本土に迫る勢い。ただ死者・感染者の1日の確認数はこれまでのピーク時を4日連続で下回り減少傾向にある。

コンテ首相は同日夜、下院で演説し、人員不足の中で奮闘する医療従事者らに謝意を表明。患者の多い地域に計500人の医師と看護師が派遣されると述べた。

記者会見した首相府の市民保護局担当者は死者・感染者の増加数が抑制されつつあるとの認識を示すと同時に「油断はできない」として、政府による移動制限措置を順守するよう国民に改めて呼び掛けた。

地域別で最も死者が多いのは大都市ミラノがある北部ロンバルディア州で4474人。感染者も最多で3万2346人に上る。エミリアロマーニャ州が死者1077人、感染者1万54人で続くなど、依然として北部に被害が集中している。首都ローマのある中部ラツィオ州の死者は95人、感染者は1901人。

一方、感染者のうち既に9362人が回復した。症状がないか軽いために自宅待機となっている感染者も3万920人いる。これまでに実施されたウイルス検査は32万4445件に上る。(共同)