タイ政府は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、非常事態宣言を発動した。4月30日まで。プラユット首相の権限が強化され、外出禁止や移動制限などの厳しい措置が可能になった。外国人の入国は原則禁止。具体的措置は今後明らかになるが、商業施設の閉鎖や集会の制限が検討されている。

ウィサヌ副首相によると、外国人の場合、外交官やタイでの労働が許可された者以外が入国禁止の対象。首都バンコクでは既に商業施設などが閉鎖されているが、全土で同様の措置を検討している。政府は、市民に不要不急の外出を控えるように要請した。

プラユット首相をトップとした対策本部を設置、当面の間は閣僚の権限は首相に移行される。物品の買い占めや、虚偽情報を流すことを禁じることも検討している。

タイでは3月25日までに計934人の感染が確認され、うち4人が死亡。ここ数日、感染者が1日当たり100人単位で増えており、感染者数の急増を危ぶむ声が出ている。(共同)