東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの1年延期を受け、前橋市は26日、内戦で疲弊した自国で十分なトレーニングができないことから、市内で長期の事前キャンプをしている南スーダン選手団への支援を7月まで継続すると発表した。

選手団の練習拠点で記者会見した山本龍市長は、それ以降の対応は同国のオリンピック委員会など関係機関と協議するとした上で「来年の本番までの継続的なキャンプを応援したい」と話した。

選手団は、陸上競技の五輪選手3人とパラリンピック選手1人、コーチ1人の計5人。昨年11月中旬に来日し、王山運動場を拠点にトレーニングを積んでいる。

男子1500メートルのグエム・アブラハム選手(20)は「五輪延期は残念だが、命の問題の方が大切だ。より多くのトレーニングを積む時間が与えられたと信じ、可能ならば残りたい」と語った。

南スーダンは2011年にスーダンから独立。キャンプは「スポーツを通じた平和促進」を掲げる国際協力機構(JICA)の仲介で実現した。(共同)