米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は26日、新型コロナウイルスの日本での感染状況について「厳しい外出制限をしていないのに、イタリアやニューヨークのようなひどい状況を回避している」と指摘、世界中の疫学者は理由が分からず「当惑している」と伝えた。

日本政府は小中高校を臨時休校とし、大規模なスポーツや文化イベントの自粛を要請したが「それ以外の生活は通常に戻った。人々は混雑した地下鉄に乗り、公園で花見をしている」と説明。都市封鎖も行動監視も大規模検査も実施せず「人口が高齢化しているにもかかわらず、死者の増加が世界で最も遅い国の一つ」だと指摘した。

また、日本が医療崩壊を避けるため、意図的に検査を制限しているとの見方を紹介。米コロンビア大の専門家は、日本のやり方は「ばくち」であり「事態が水面下で悪化し、手遅れになるまで気付かない恐れがある」と警鐘を鳴らした。(共同)