トランプ米大統領の顧問弁護士だった元腹心マイケル・コーエン受刑者(53)は21日、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため収監先の刑務所から釈放され、残る刑期は自宅拘禁となった。

かつてトランプ氏の裏の顔を知る「フィクサー」を自負したコーエン受刑者だが、裁判の過程で司法取引に応じ捜査協力する立場に転じた。現在は暴露本を執筆中で、トランプ氏側は発言を警戒している。

コーエン受刑者は東部ニューヨーク州オーティスビルの刑務所からマスク姿でニューヨーク市の自宅に戻った。ツイッターに「家に戻ることができてうれしい。言いたいこと、言おうと思っていることは山ほどあるが、今はその時ではない。間もなくだ」と投稿した。2021年11月までの刑期を自宅で過ごす。

トランプ氏側は暴露本を巡り、依頼者と弁護士の間の秘匿特権を守る義務があるなどとして法的措置を示し出版させないよう圧力をかけている。

コーエン受刑者はトランプ氏の不倫問題で多額の口止め料を相手女性に支払った罪などを認め、禁錮3年の実刑判決を受けた。トランプ氏は女性との関係を否定し、コーエン受刑者を「うそつき」と批判している。(共同)