政府の緊急事態宣言の解除から一夜明けた京都、大阪、兵庫の3府県は22日、新型コロナウイルスと共存しつつ、生活を元に戻していくための新たな1歩を踏み出した。

先週末に休業要請の対象から外されていたものの、準備に時間がかかっていた映画館や大型商業施設も徐々に再開。「第2波」への不安を抱えつつの滑り出しとなった。

朝の阪急大阪梅田駅周辺を行き交う通勤客は、この日もマスク姿が多かった。大阪府豊中市の会社員吉田周二さん(37)は「萎縮しすぎるのはよくないが、感染リスクを考えると大勢での外食や飲み会はまだ気が引ける」と話した。兵庫県西宮市から通う女性会社員(42)は「解除を受けて勤務形態が元に戻ると電車が混み合いそうで怖い」と心配そうだった。

3府県は感染状況から独自基準で判断し、16日に休業要請の一部を解除。市民の娯楽の代表格とも言える映画館も、配給会社などとの調整を終えたところから各地で順次再開することとなった。このほか、兵庫県では阪神間のデートスポットとしても知られるショッピングセンターが久しぶりの営業日を迎え、京都でも拝観停止が続いていた寺などで、再び客を受け入れる準備が続いた。(共同)