車に乗ったままステージ上の生演奏を味わう新たな音楽イベント「ドライブインフェス」が13日、栃木県栃木市の山中にある採石場跡で開かれた。新型コロナウイルスに負けじと、ライトアップされた巨大な岩山を背にDJがプレイすると、観客は車内で体を揺らしたり、ハザードランプを点灯したりして盛り上がった。

野外音楽祭やコンサートの中止が相次ぐ中、体験型イベントを手掛ける東京の制作会社などが企画。この日は「テスト開催」として、入場を50台に限定して実施した。

歌声や楽器などの音声はFM電波で送り、観客は車内にとどまってカーラジオで聴く仕組み。飲食は車までデリバリーし、無料通信アプリLINE(ライン)を活用してトイレを予約制で使用してもらうなど、「密」が生じないよう工夫を施した。

埼玉県川口市から家族3人で来た会社員西村大輔さん(43)は「窓を開ければ生音が聴けるし、小さい子がいても周りに気を使わず家族で楽しめて新鮮。次回は隣の人とアイコンタクトするなどしてもっと楽しみたい」と満足げだった。(共同)